花も刀も

花も刀も


Unabridged

Sale price $4.00 Regular price$8.00
Save 50.0%
Quantity:
window.theme = window.theme || {}; window.theme.preorder_products_on_page = window.theme.preorder_products_on_page || [];

 平手 幹太郎は、幕末の剣客。

 本名は平田三亀というそうです。

 講談『天保水滸伝』では、笹川繁蔵一家にくみし、大利根河原の決闘に参加し、闘死したとされる人物です。

 さて、本作は、山本周五郎の手によるものですが、なぞおおき平手造酒の前半生を、屈辱と挫折のなかに見事に描ききっています。


■登場人物紹介

主要登場人物

・平手幹太郎(みきたろう)のち深喜

 主人公。剣術に秀でた青年で、家族のために努力を重ねるが、道場で破門される。誠実で義理堅く、どんな困難にも立ち向かう。


・お豊

 幹太郎を助ける若い女性。17歳。小料理屋で働きながら孤独に生きているが、無邪気さと大胆さを併せ持つ。


・秋田平八(へいはち)

幹太郎の友人で道場の経理を担当する元剣士。冷静で頼れる人物。


・幸坊(こうぼう)

路地裏で幹太郎とお豊に出会う浮浪児。ませた性格だが、幹太郎たちに懐く。


道場関係者

・淵辺十左衛門(ふちのべ じゅうざえもん)

 幹太郎の師範。厳格だが、自分の流儀を守るため幹太郎を追放する。


・納屋孝之助(なや こうのすけ)

 道場の筆頭代師範で、幹太郎に敗北し、対抗心を抱く。


・村田市之丞(むらた いちのじょう)

 道場幹部の一人。川地東吾と共に登場し、東吾の酒癖を心配する。


・川地東吾(かわち とうご)

 次席師範代。酔うと手がつけられず、幹太郎に対抗心を示す。


・かや

 幹太郎の妹。父の急死に伴い、兄に帰国を求めて訪ねてくる。


・野口重四郎(のぐち じゅうしろう)

 幹太郎の門人。若く才能のある剣士だが、藩の重役の若妻「あさ」と密通し、問題を引き起こす。


・富原惣兵衛(とみはら そうべえ)

 藩の重役。妻「あさ」と野口重四郎の密通によって物語の大きな問題が発生する。


・あさ

 富原惣兵衛の若妻で、野口重四郎と密通する。